昭和新撰 江戸三十三観音札所


江戸三十三観音札所のご朱印の一覧はこちら



昭和新撰 江戸三十三観音札所とは。

御詠歌などはここをご覧ください。

リンクがないところは未参拝のお寺です。



1997年 5月17日(土) 第一番 − 第二番 − 第三番

1997年 5月22日(木) 第四番 − 第五番 − 第六番

1997年10月31日(木) 第三十三番

1997年11月 8日(土) 第七番 − 第十番 − 第八番 − 第九番 − 第十一番 − 第二十三番

1997年11月23日(日) 第三十番

1997年12月12日(金) 第二十五番 − 第二十六番

1999年 2月21日(日) 第十四番

1999年 9月 3日(金) 第十二番 − 第十三番

1999年12月11日(土) 第二十一番

2003年11月23日(日) 第十五番 − 第十六番 − 第十七番 − 第十九番 − 第十八番 − 第二十番 − 第二十八番 − 第二十七番 − 第二十九番 − 第十六番 − 第二十二番 − 第二十四番

2003年11月24日(月) 第三十一番 − 番外 − 第三十二番



第一番 金龍山 浅草寺 聖観音宗 聖観世音菩薩 台東区
第二番 江北山 清水寺 天台宗 千手観世音菩薩 台東区
第三番 人形町 大観音 聖観音宗 聖観世音菩薩 中央区
第四番 諸宗山無縁寺 回向院 浄土宗 馬頭観世音菩薩 墨田区
第五番 新高野山 大安楽寺 高野山真言宗 十一面観世音菩薩 中央区
第六番 東叡山 清水観音堂 天台宗 千手観世音菩薩 台東区
第七番 柳井堂 心城院 天台宗 十一面観世音菩薩 文京区
第八番 東梅山花陽院 清林寺 浄土宗 聖観世音菩薩 文京区
第九番 東光山 定泉寺 浄土宗 十一面観世音菩薩 文京区
第十番 湯壽山常光院 浄心寺 浄土宗 十一面観世音菩薩 文京区
第十一番 南縁山 圓乘寺 天台宗 聖観世音菩薩 文京区
第十二番 無量山 伝通院寿経寺 浄土宗 無量観世音菩薩 文京区
第十三番 神齢山悉地院 護国寺 真言宗豊山派 如意輪観世音菩薩 文京区
第十四番 神霊山 金乗院 真言宗豊山派 聖観世音菩薩 豊島区
第十五番 光松山 放生院 高野山真言宗 聖観世音菩薩 新宿区
第十六番 医光山長寿院 安養寺 天台宗 十一面観世音菩薩 新宿区
第十七番 如意輪山 宝福寺 真言宗豊山派 如意輪観自在菩薩 中野区
第十八番 金鶏山 真成院 高野山真言宗 潮干十一面観世音菩薩 新宿区
第十九番 医王山 東円寺 真言宗豊山派 聖観世音菩薩 杉並区
第二十番 光明山和合院 天徳寺 浄土宗 聖観世音菩薩 港区
第二十一番 大本山 増上寺 浄土宗 西向聖観世音菩薩 港区
第二十二番 補陀山 長谷寺 曹洞宗 十一面観世音菩薩 港区
第二十三番 金龍山 大円寺 曹洞宗 聖観世音菩薩 文京区
第二十四番 長青山 梅窓院 浄土宗 泰平観世音菩薩 港区
第二十五番 三田山 魚籃寺 浄土宗 魚籃観世音菩薩 港区
第二十六番 周光山長寿院 済海寺 浄土宗 亀塚正観世音菩薩 港区
第二十七番 来迎山 道往寺 浄土宗 聖観世音菩薩
千手観世音菩薩
港区
第二十八番 勝林山 金地院 臨済宗南禅寺派 聖観世音菩薩 港区
第二十九番   高野山別院 高野山真言宗 聖観世音菩薩 港区
第三十番 豊盛山延命院 一心寺 真言宗 聖観世音菩薩 品川区
第三十一番 海照山普門院 品川寺 真言宗醍醐派 水月観世音菩薩
聖観世音菩薩
品川区
第三十二番 世田谷山 観音寺 単立 聖観世音菩薩 世田谷区
第三十三番 泰叡山 瀧泉寺 天台宗 聖観世音菩薩 目黒区
番外 龍吟山 海雲寺 曹洞宗 十一面観世音菩薩 品川区

注: 第十番 浄心寺山号の正しい字は、壽の左にやまへんがつきます。(字が見つかりませんでした。)

   第十一番 圓乘寺の正しい字は、くにがまえの中の口がムです。(字が見つかりませんでした。)



昭和新撰 江戸三十三観音札所 とは

江戸時代には、観音札所巡りが一大ブームを迎え、西国三十三ヶ所や坂東三十三ヶ所に倣って、全国各地に観音札所が設けられました。

江戸でも、「江戸砂子拾遺」に記載されている「江戸三十三観音札所」の他、時代により、いくつかの観音札所が設けられました。また、「坂東写し札所」「西国写し札所」や、地域的に縮小した、「山の手」「浅草」「葛西」「東方」「西方」などの札所も設けられました。

「昭和新撰江戸札所」は、これらにゆかりの深い観音様を中心に、神仏分離等により、消長を余儀なくされた霊場を補って定められました。

参考文献: 昭和新撰 江戸三十三観音札所案内 (江戸札所会発行)



御詠歌など

第一番 浅草寺
深きとが今よりのちはよもあらじつみ浅草へまいる身ならば

第二番 清水寺
ただたのめ千手のちかひひろければかれたる木にも花さくといふ

第三番 大観音
くろがねのかたきちかひにみ仏ははなさくがごとちまたにぞたつ

第四番 回向院
み仏の慈悲の光に照らされて万人塚に詣でくる人

第五番 大安楽寺
あなとうとみちびきたまへかんぜおんはなのうてなの安らぎの寺

第六番 清水観音堂
松風や音羽の滝は清水のむすぶ心は涼しかるらん

第七番 心城院
柳井の水清くして白梅の香りかぐわし湯島のみほとけ

第八番 清林寺
安楽の往生願い観音に十声となうればかないぬる

第九番 定泉寺
春の日は東光山にかがやきて駒込の里に晴るるうす雲

第十番 浄心寺
お寺は皆さんの相談所桜と観音様のお寺

第十一番 圓乘寺
観音のおしえのままに導かれただ円かれとみ船にのるらん

第十二番 伝通院寿経寺
ありがたやまことの道をふむ人はじひのあみだがすくうとうとさ

第十三番 護国寺
もろもろのくのうをすくう観世音だいひの恵みとうとかりける

第十四番 金乗院
うつし世のまことの道をたずぬればしるしまみえん宿坂の里

第十五番 放生院
ひとおおくたちあつまれるいちのみやむかしもいまもさかえぬるかな

第十六番 安養寺
聖天と身をあらわして福聚海無量の誓いたのもしきかな

第十七番 宝福寺
うつろなるこの世にありて頼みする如意の観音宝福の寺

第十八番 真成院
世も人も変る浮き世に住む中に変らぬ利益潮踏の里

第十九番 東円寺
あなとうと救世の光り今の世につきぬ利益ぞ有明けの月

第二十番 天徳寺
おぼろ夜のそらあきらけき寺の内心にかかる雲とてもなし

第二十一番 増上寺

第二十二番 長谷寺
うららかや麻布の台の長谷寺空吹く風も法を説く声

第二十三番 大円寺
逆縁ももらさで救う観世音我が身はなれず添いたもうなり

第二十四番 梅窓院
あこがれて天つみそらを眺むれば心に見ゆる慈悲の面影

第二十五番 魚籃寺
身をわけて救う乙女の魚かごに誓の海の深きをぞ知る

第二十六番 済海寺
昔よりたつともしらぬいまくまのほとけのちかひあらたなりけり

第二十七番 道往寺
かかるよにうまれあうみのあなうやとをもわでたのめ十こえひとこえ

第二十八番 金地院
そのかみの祇園精舎を名におえる寺のみほとけおがむうれしさ

第二十九番 高野山別院
ありがたや高野の寺に観世音大慈大悲にすがるうれしさ

第三十番 一心寺

第三十一番 品川寺
夕つぐる鐘の響きに帰りませ救世の観音ここにまします

第三十二番 観音寺
ありがたやその名聞こえし世田谷の大悲したいてまいれもろびと

第三十三番 瀧泉寺
身と心願いみちたる不動滝目黒の杜におわす観音

番外 海雲寺
龍吟じ品川の海に雲おこりみ仏の慈悲ありがたきかな

参考文献: 昭和新撰 江戸三十三観音札所案内 (江戸札所会発行)