坂東三十三観音札所 第十九番

天開山 大谷寺

名を聞くも めぐみ大谷の 観世音 みちびきたまへ 知るも知らぬも



天開山 大谷寺 天台宗

千手観世音菩薩

栃木県宇都宮市

参拝日: 1997年 7月 7日(月)

ご朱印 朝出発してから、今日一日で数百キロの距離を走っています。こんなに車を運転したのは、北海道にいた時以来です。

大谷寺には、十体の磨崖仏があります。ご本尊千手観世音菩薩も岩面に彫られています。拝観料を納め本堂に入ると、スピーカーから本尊および脇堂の釈迦、薬師、阿弥陀(いずれも岩面に彫られております)の各三尊の説明が流れてきます。

書店で売られている案内書には、ご本尊の写真が掲載されていましたので、撮影可能だと思って楽しみにしていたのですが、本堂には撮影禁止の表示がありました。ご本尊の写真を撮影することについては、ご意見があるかたもいらっしゃるかとは思いますが、私は、多くの方に紹介できればよいのではないかと考えています。(御本尊が秘仏となっているお寺では拝見することすらできませんけれど)

大谷寺のすぐ近くに、採石場の後に高さ27メートルの巨大な平和観音が建立されています。お寺の付近は、縄文時代の遺跡になっており、1965年に行われた、お寺の防災工事の際に、お堂の下から出土した人骨などが、お寺の宝物館に展示されています。

また、大谷石は細工がしやすいことから、お寺の近くの土産物屋でも石細工のかえるなどが売られています。我が家にもと思ったのですが、妻に邪魔にされそうなのでやめておきました。道路脇には石材店もあります。

五百キロを越えるみちのりを走りぬけ、家に帰りましたが、さすがに疲れました。


本堂 この本堂の中に磨崖仏のご本尊が 平和観音 これは平和観音です
土産物屋 土産物屋の店先には大谷石の細工が

公共交通機関

JR宇都宮駅から、関東自動車バス「大谷資料館」行きに乗り、「大谷観音前」下車、徒歩5分。