秩父三十四観音札所 第五番

小川山 語歌堂長興寺

あらたかに 参りて拝む観世音 二世安楽と 誰も祈らん



小川山 語歌堂長興寺 臨済宗南禅寺派

准胝観世音菩薩

埼玉県秩父郡横瀬町

参拝日: 1997年 9月24日(水)

時間も4時をすぎましたので、四番で終わりとするか五番まで行くか迷いましたが、まだ少し時間もあるので、五番まで行こうということになりました。

語歌堂のご本尊は准胝観音です。准胝観音がご本尊になっているのは、秩父ではここ一寺ですし、西国でも上醍醐寺だけ、坂東にはありません。准胝観音の准胝とはサンスクリットのチュンディーの音写で、清らかなという意味です。現世利益を与えてくれる観音ではないので、あまり造られなかったようです。また、四番まで曹洞宗のお寺が続きましたが、ここは臨済宗のお寺です。

お寺に向かう途中で、雨が振り出しましたので、逆にはなりますが、納経所の長興寺へ私一人で先に行き、妻子は語歌堂で待たせることにしました。

長興寺でタクシー会社の電話番号を教えてもらったのですが、語歌堂付近には公衆電話がありません。PHSを忘れてきたのが悔やまれます。(使えたかどうかわかりませんが。)しかたありませんので、広い通りに出たのですが、空車タクシーが通りません。公衆電話があったのですが壊れており、近くのお店で電話をお借りいたしました。そうして待っていると、空車タクシーが通りすぎて行きます。こんなものなんですよね。

タクシーに乗り込んでからは、西武秩父駅でも、そのあとの、日暮里駅でも待時間がそれほどなく、電車に乗ることができ、すんなり成田まで帰りつくことができました。(タクシーの運転手さんは、列車の時刻表を持っていましたので、駅に着いてすぐ切符売り場に向かいました。)

西武の特急、レッドアローについて一言。便所が汚ない。始発駅で清掃しないのでしょうか。禁煙車のデッキで煙草を吸っている人がいたので、直接注意もしましたが、車掌に車内アナウンスをするよう言いましたが、池袋到着までアナウンスはありませんでした。


本堂