秩父三十四観音札所 第七番

青苔山 法長寺

六道を 兼ねて巡りて拝むべし 又後の世を 聞くも牛伏



青苔山 法長寺 曹洞宗

十一面観世音菩薩

埼玉県秩父郡横瀬町

参拝日: 1997年10月24日(金)

六番から七番へも案内表示に従って歩いていきます。道路脇から急な階段を登ると境内です。先程六番で見かけた夫婦にここでも出会いました。

法長寺の本堂は、平賀源内の設計によるといわれる間口十間、奥行八間の堂々とした建物です。秩父札所のなかでもっとも大きな建物だそうです。

方長寺は別名、牛伏堂といいます。その由来にはいろいろありますが、平将門と戦って戦死した武士の妻がお参りしたところ、夫が牛の子に生まれ変わって苦しんでいるとの夢をみて出家し、観世音菩薩にお祈りしたところ、夫の苦しみが救われたというものが興味深いでしょう。秩父に伝わる将門に関連した話には、将門に好意的なものが多く、中央権力に屈しない風土が、秩父事件につながっていったという説もあります。

お寺をあとにして、十番にむかいましたが、途中のドライブインで昼食にしました。あまり期待していなかったのですが、カツ丼は当たりでした。


秩父札所中最大の建物